gibberish29-0のブログ

何気ない毎日の自分の生活をストーリー仕立てで書いた日記

ストーリー日記5

 

「お先に失礼します。」
と皆にいい、センターの扉を出る。外は薄曇りで湿度が高く、蒸し蒸しした。
僕はリュックを背負い旧中山道を歩き、浦和駅に向かう。
途中、駅前のコンビニで焼酎を1缶買い、店前で一気に飲む。胃の中が「かーっと」と熱くなった。
飲んだ缶を自販機の脇のゴミ捨てに捨て、1番線乗り場の階段を上がった。
南浦和行きの電車に乗る。
自宅のある南浦和駅を通過した。
蕨を通り越し、次の西川口駅で降りる。
ホームに降りると化粧の濃い女性が多く、目立った。
線路越しに駅前のムエタイボクシングジムの看板をチラリと見、改札に向かう。
改札にSUICAをタッチすると、右に曲がり階段を降り、駅前ロータリーを通り越し、風俗街に入っていった。
そわそわした気持ちを抑える為、iQOSを1本吸う。
辺りををうろうろしていた。
ホテル型デリヘル、ソープランド、店舗型ファッションヘルス、ビデオ型なんちゃら、いろいろなお店が並んでいる。
ぼくは10分ほど辺りをうろうろすると、また駅前に戻ってきた。
こんどは駅の反対側に歩いて行き、看板に目を光らせる。
一件の看板が目に付いた。
「極上の男のエステ100分 9999円」
ふと、周りを見ると店の看板を見つめながら電話をかけている男がいた。
ひらめいた。
僕はその看板の電話番号に電話をかけた。
「あの、この店はどういうサービスなんですか?」
電話先の男がいった。
「マッサージを中心とした男性専用のエステです」
僕は、納得してビルの中に入っていった。
店のエスカレーターの「4」のボタンを押す。
エスカレーターには誰も乗ってこない。。
4階につきフロアーに出ると店の看板がまたあった。
そこは普通のマンションの一室のようだった。
インターフォンを鳴らすとかわいらしい韓国人らしき女性が1人出てきた。
部屋の中からはいい香りがする。
どきどきと胸をならし、熱い梅雨の間の安らぎのひとときが始まった。

ストーリー日記4

ベトナム風コーヒーのS」

順番がきて、ショートカットをした茶色のエプロンをした店員に僕は言った。

「アイスですか?」

「はい」
と答える。
店員はレジの奥にある機械でコンデンスミルクのうえにコーヒーを注いでいった。
待っている間、コーヒーのいい匂いがいい意味で鼻を刺激する。

「お待たせしました。」
僕はスタンプが全部押されたお店のカードをレジに出した。
「これでお願いします。」

「こちらの商品は引き換え対象外になります」
その声に反応する。
すぐさま財布から現金を出した。
会計を済ませ、コーヒーを左手に持ち、脇の階段を上がっていった。
リュックの重さが足に来る。
 2Fには椅子に座りながら、パソコンを打つ人、スマホを見ている人、本を読んでるお客が数人いた。
さらに1つ上の階に登っていくと、タバコの臭いがしてくる。
僕は、灰皿置き場を見た。
いつもならそこには灰皿が数個置いてあるのだが、ない。
返却口の灰皿に目を移し、吸いかけのタバコを他の灰皿に明けた。
外の見えるガラス越しの茶色の肘掛けの大きな椅子に座る。
正面には髪の綺麗な30代らしき女性が座っていた。
 バックのチャックを開け、デジタルメモ機「ポメラ」を取り出した。ケースからノートパソコンより一回り小さい本体を取りだし、2つ折りを開ける。自動で電源が入った。
点滅するカーソルをぼーっと見ながら、昨日の出来事を思い出す。
1~2分考える。
昨日のあるシーンが読み返ってきた
まず、耳に入った言葉から入り、自分のその時の動作を時系列に一つ一つ書いていく。
五感の言葉を使って、その気持ちの時どんな動作、しぐさをしたのかテンポよくリズミカルに600字ほど書いた。
最後は歯切れよく締めの言葉で終わる。

 頭と手を使って書き終えた時、心の中は一瞬風が吹いたかのように空っぽになっていたのをしっかり感じていた。

ストーリー日記3


「こんにちわ~」

 1番の診察室のドアを横に引いた
眼の前には短髪で丸顔、すこし垂れ目の大柄の白衣を着た人が座っていた。。机の横にはベットが1台置いてある。
6畳ほどの部屋は冷房が効いていてツンと肌寒かった。
僕はこのDr・の正面に2つ並んだオレンジの椅子の左側に座った。持っていた鞄を右側の椅子に置き、診察カードは右手に持った。

 先生の方を向くと一瞬、間が空く。
「調子はどうですか?」
そう話しかけられた。
僕は用意していたように
「最近気分の落ち込みもなく、順調です」
「就労移行事業所も休みなく行けています」
とさらっと答える。
僕が言ったことを
「カチャカチャカチャ」
とデスクトップ型のパソコンに打ち込んでいく。

 この小野原先生に診察してもらうのは、一昨年の10月からで1年ちょっとになる。この病院に移ったころは渋井先生と言う方がいて、1年ほど見てもらい独立した。
その後任として今この先生に見てもらっている。

「今年に入ってからは調子がいいですね~」
と先生。

僕は最近の自分を見ても体調がよいことを感じていた。
去年までの体調が悪かったことが脳裏に浮かぶ。
 その他には睡眠のこと、薬は今のままでいいのか、今不安に思っている事などを話した。
10分ほど話をする。
次回の予約をとって笑顔の先生を後ろに診察室を後にした。
ロビーを通って受け付けに診察カードを出す。
椅子に座りながら順番を待っているとデイケアを終え、帰る人の中に何人か顔見知りに人がいた。
軽く会釈する。

「番号107番の方~」

自分の番号が呼ばれた。
受付で今日の診察代を払うと、
「お世話様でした」
といって3週間に1度の僕の心のクリニックは終わりを告げる。

 

ストーリー日記2

「BOOKOFF行ってくるね」
僕は階段を降りながら、そう言った。
「あらそう」
洗濯物を干している母親の声。
玄関のドアを開ける。
向かいの栗原さん家の犬が低い声で鳴いていた。
「ワン、ワン」

 ポケットからスマホを取り出し音楽アプリ「SPOTIFY」を起動する。
再生ボタンを押すとイヤフォンからはEMINEMの軽快なラップが聞こえた。
駐車場の脇に置いてある、自転車のロックを外す。
自転車にまたいでペダルを漕ぎ始めた。
 産業道路を川口方面に向かう。途中二十三夜の交差点の酒屋で自転車を降りた。
店の前の自販機にお金を入れ焼酎のボタンを押す。
「ガタン」
足下の取りだし口から焼酎350ml缶が出てきた。
それを取ると
「プシュ」
と右手で缶を開け、飲み始める。
ふと空を見あげると、青一色で雲1つないことに気づいた。どうりでくそ熱いはずだ。
梅雨の間の快晴。
焼酎をスポーツドリンクと勘違いするくらいの勢いで「グビグビ」と飲み干した。
 お気に入りの音楽を聴きながら少し酔いが回ってきたのか、僕の心は今日の天気のように晴れ渡る。
また自転車を漕ぎ始めた。
自転車のスピードを少し上げる。
風がいつもより心地よく感じた。
10分ほど漕ぐとBOOKOFF円正寺店につく。
時間は10時ぴったり。
店の前の駐輪場には1人、開店を待っている作業着を着た人がいた。
2番乗り。

「お待たせいたしました」。
という店員の声と共に店内に入っていく。
古本の独特の匂いが店内を埋め尽くしていた。

ストーリー日記1

目が覚めた。
布団から起き上がり部屋のドアを開ける。足元に人感センサーのついたランプが見えた。トイレのドアを開け便座に座ると左側に置き時計が見えた。小便を済ますと立ち上がり、右手でレバーを引く。水がゴーっと流れた。トイレを出て、自分の部屋に戻る。薄ぐらい部屋の電気をつけた。
しーんと静まりかえる部屋で、テレビをつける。
ワールドカップがやっていた。始まったばかりのようだ。しばらく観ているとクロアチアが得点を決めた。僕は片肘をついて横になっていたが起き上がりテレビの前1mのところであぐらを書いて座った。それから数分、相手のチームが今度は点を入れて同点になる。前半が終わった。スマホを取り出し、LINEで徹にメッセージを送った。
「ワールドカップ、クロアチア優勢から同点へ」


夜中の3:45。
返事はなかった。
うとうとしていて、気づくと後半戦が始まっていた。
そのまま、寝てしまったのか「ゴーール」と言うアナウンサーの声でまた起きる。クロアチアが2点目を入れていた。目が少し覚める。アイコスを手に取り、電源を入れた。画面をそのまま見続ける。
相手チームもまた追いつき、2回目の同点となった。
時間が経ちゲームはPKに持ち越される。
クロアチアがこの蹴り合いを制し、90分が終わった。